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かぜで大病院に行く人、成分を確認せずに薬をのむ人。

昨日、医療情報サービス分野のベンチャーを立ち上げている知人が、数年ぶりに近況報告に来てくれた。
ご本人も医学部をでた医者で、ここ数年は会社を経営している。最初に立ちあげた会社を売却し、新たに立ち上げた会社でやろうとしていることを聞かせてくれたのだけど、世間話程度に、日本の患者の「民度」に関する話をいくつか聞かされた。

1風邪を引いたからといって、大学病院に行くような人がいるのは日本くらい。大病院ではそのような患者は歓迎しない。個人経営の病院は風邪程度の患者が経営を支えていて、ある意味、そのような患者の奪い合いがある。
2先進国の多くでは風邪であれば市販薬を飲み、しっかり休む(寝る)ことが治療方法だとされている。
3市販薬の成分をちゃんと確認する患者があまりにも少なすぎる。自分が飲んでいる薬の成分を説明できない人が圧倒的。風邪薬であれば、数種類の成分の組み合わせにしか過ぎない。
4成分の組み合わせによっては、「劇薬」にもなりうるので注意が必要。
5サプリメントにいたっては、もう滅茶苦茶な話が多すぎる。

そういうことを「民度」というのではないかと思うのだけど、すべてを国や会社任せにしないで、「自分のことは自分でやる」という教育を小さい頃からちゃんとやらないものだから、結果、勉強(仕事)だけやっていれば、その他のこと(家事から始まって政治等々まで)は考えない、考えなくてもいい、さらには考えない方が身のためだというくらいの人が多くなっているのかな。

税金にしても、会社が国に代わって給料から徴収し、個人に代わって納税するものだから、給与所得者の多くは給料の明細表に書かれた数字を目で見るだけで、実際の税金の「重さ」を感じている人は非常に少ない。自分の給料からどれだけ税金払っていてそれらがどのように使われている(浪費されている)のかを知ることも、自分の体の中に入れる薬の成分を確認することも、同じように大切だと思う。