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『がんと死の練習帳』(中川恵一著)

今年12月の誕生日で54歳になります。先日は、大学卒業30周年記念の集まりの知らせもありました。すこしずつですが、自分に残された時間があとどれくらいなのか、そんなことも考えるようにしています。健康を維持しながら(病院のお世話になることもなく)、毎日規則正しい仕事時間を持ちながら、時には夜遊びにも出かけられるような、「気力、体力、知力」を、どのくらい維持できるのか。

僕がいつも立派だなと思っているニューヨークにいるアメリカ人弁護士は、80なん歳になろうとしていますが、ガンも克服し、自宅をオフィスにしながらまだ仕事をしていますし、週一回のテニスも秋から復活させると聞いています。
彼に初めて会って(1996年か97年のはず)食事をする際に、彼がレストランのウェーターに、「こちらのオレンジジュースは、絞り立てか?」と確認したうえで、「オレンジジュースには氷をいれないでくれ」と注文していたことを覚えています。その後、何回と彼とは食事をしてきましたが、相変わらず、「オレンジジュースには氷をいれない」というルールを守っています。体の内蔵を冷やすことはしないということです。

『がんと死の練習帳』の著者は、東大病院の先生で、1960年生まれということなので、僕とほぼ同い年です。もともとこの本は、2010年5月、『死を忘れた日本人 どこに「死の支え」を求めるのか』というタイトルで出されたものを、今回、文庫本で出すにあたって改題、修正したもの。あとがきは、東日本大震災を経験した日本人へのメッセージにもなっています。

死を考えることは、まさに人生と人間存在の本質を考えることだと思います。
できるだけ、本質的なことを考えていく「練習」を継続していきたいです。