ポラリスプロジェクト日本代表の話を聴く。

昨晩のことですが、ポラリスプロジェクト・ジャパン代表の藤原さんをはじめとする関係者によるプレゼンテーションをお聞きし、世界の人身売買の実態を伝える30分程度のドキュメンタリー映画を見たあと、1時間ほど議論する集まりに参加しました。

日本は人身売買に関する議論が低調な国のようで、先進国の中で、人身売買を禁止する法律がないという意味で、非常に「遅れた」国だと聞きました。

藤原さんは日経ビジネス・オンラインアエラなどで紹介されたようですが、この組織が掲げるミッションと比べ、日本社会、あるいは政府からの支援は、あまりにも小さすぎるような印象を持ちました。

ポラリスプロジェクト・ジャパンのHP

再び八ツ場ダムへ。

先週末の3連休、ひさしぶりに草津温泉に行き、帰り八ツ場ダムの建設現場を見に行きました。前回この場に立ったのは、ほぼ3年前(→嬬恋ー素敵なひびきの地名)。

この3年間、工事はお休みしているのかと思いきや、どんどんと工事は進んでいました。 八ツ場ダムには3つの橋が架けられます。3年前、民主党政権に代わった2009年10月に来たとき、川上側の橋は完成していたと記憶していますが、真ん中の橋の建設が途中でストップしていました。中途半端なままの現場を下から見上げると、これからどうなるかわからない政治状況の中、シュールな感覚を持ったことを記憶しています。(3年前のブログの写真をクリックすると、その様子がわかります)

ところが先週末行ったときに見た2号橋は完成されていました。橋の上をクルマが通っていて、この3年間の間、工事はまったくストップしていなかったことを知りました。


さらには、川下側にできる3番目の橋の建設もどんどん進められていて、橋の柱の建設がかなり進んでいました。

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このダムが完成したときには、ここ一帯はすべて水の中に沈んでいきます。ここにある川原湯温泉も含めて。ここでよろずやを営んできたおばあちゃんとお話しましたが、「政治家たちは誰も見に来やしない」って。

このあたりは自然豊かなところで、ダムのために移転させられるのは、人間だけではありません。この周辺に生息する動物たちも、ダムのおかげで移転させられることになりますが、彼らには反対の声をあげることもできないし、ましてや「移転費用」を要求することもありません。

どんな反対の声があろうと、土建国家を維持したい皆さん、よくここまで頑張られました。目先の利益のためなら、「美しい日本」を切り崩していくこともいとわない皆さん、おめでとうございます。

アジアの「病い」

21世紀はアジアの時代だとか、もうすぐ中国がアメリカに代わって世界で最大の経済大国になるだと、中国を頂上にアジア、アジアと連呼されていますが、本当にアジアの時代は続くのだろうかと思っています。

今朝の朝日新聞一面にある中国共産党の第18回党大会の記事見出し。「中国 幹部人事で暗闘。胡氏「院政」画策、江氏が巻き返し」。反日教育を押し進め、10年前に党書記長をやめた江沢民、今回の党大会で書記長をやめる胡錦濤。どちらも自分の息のかかった人間を権力機構に残し、自らの権力を維持しようと画策しているわけで、老害の恐ろしさは日本どころではないのかもしれません。

アジアは、老人を大切にすること、敬意を常に忘れずということを、後輩や子供たちに、欧米諸国よりも強調しがちだと思います。そのことは決して悪いことではないのですが、強調することを越え、強制するところまで来ると、「老害」と言いたくなります。

アメリカ大統領選挙では、クリントン元大統領が民主党の「後輩」であるオバマ現大統領の応援演説を各地で行い、特に民主党全国大会でのスピーチはカリスマ性に溢れるすばらしいスピーチだったと思いますが、クリントンが「院政」を行っているなんて話はまったく聞いたことはありません。

アジアが本当に民主主義を自分のものにしたのか?経済発展の初期段階においては、民主主義が必ずしも有効な体制ではないことは理解しますが、ある程度の段階に達したあとにも、一部の権力者たちによる専制政治が許されるものなのか?

日本や中国に見られる「院政」や「老害」というのは、アジアが古くから持つ病いかもしれないとも思うのですが、どうでしょうか。

ニホンカモシカのファンになってしまった。

今朝の東京新聞のコラム(「山楽のススメ」)に、ニホンカモシカの親子の別れの話がでていました。胸がいっぱいになるような話でした。

以下のリンクをたどってお読みください。

カモシカ親子真冬の別れ

カモシカは「シカ」とありますが、「シカ」ではなく、「ウシ」の仲間。僕は単純なので、このコラムを読んで、一気にカモシカのファンになりました。そしてこの記事で紹介されている青森の梵珠山(ぼんじゅさん)に行ってみたくなりました。

岡山訪問

岡山大学ほか、岡山でお取引いただいている2会場を日帰りで訪問。

岡山大学を訪問するのは、昨年の日本テスト学会の集まり以来。時間があったので、大学生協の書店でぶらぶらしましたが、大学の授業の教科書などもあり、楽しい空間でした。ときどき大学に行くのは本当に楽しい。

岡山大学では、生協が中心になって、MOSの受験を学内で勧めていただいています。日頃のご愛顧に感謝申し上げます。

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学内でのMOSの案内1

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学内でのMOSの案内2