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NHKは、解説者にJリーグ出身者を使わないでほしい。(あるいは出身者以外も積極的に使ってほしい)

昨晩、対イングランド戦の解説に元ジュビロの福西さんが出ていました。彼はスマートな選手だったし、Jリーグに対する貢献は多大なものがあったと思います。昨年のJリーグアワードでは表彰もされていた記憶があります。

ただ、Jリーグの元選手を解説に使い続けるNHK他、テレビ局には疑問があります。理由は、彼らが解説者としては非常に甘いと思うことがあるからです。(マスコミは、政治に関してはけなすことばかりが目立つのに、どうしてスポーツにだけは甘いのか!)

往々にして日本のスポーツ解説は甘いのではないか?先輩、後輩の人間関係のなかで、なかなかはっきりとものを言える人が非常に少ないと思います。サッカーに関して言えば、辛口のコメントをするのは、セルジオ越後さんくらいのような印象があります。

僕のような、あまり知識のない視聴者にも、きちんとポイントをおさえた評論をしてくれる解説者を希望します。感情的な、騒ぐだけの解説ではなく、もっと論理性を持った解説をしてもらいたい。

そうでないと、ファンの目は肥えてこないです。いつまでたっても、騒いでいるファンしか育たないです。(大学の同級生が、イギリスに行ってBBCのサッカー解説を聞き始めてサッカーの面白さを分かるようになったと言っていました。彼らの解説を聞いてみたいです。)

民放のアナウンサーは論外にダメです。かれらは叫んでいればいいと思っているところがありますから。

なぜNHKがJリーグの元選手、あるいは日本サッカー協会関係者ばかり解説者にするのか?協会やJリーグとは立場を異にする、第三者的な評論家、解説者をどうして育てようとしないのか?それともテレビにでる解説者の仕事は、「天下り先」のひとつで、一部の元選手たちにだけ提供されるのか?

元選手たちは、関係者から情報を引き出したりすることもたやすいのかもしれません。局側と、協会側の間の協力関係も大切でしょう。しかし、政治における「記者クラブ」制度同様、われわれ一般視聴者に、透明度の高い情報提供であり、解説が行われているのか?

日本のスポーツ界の問題のひとつがここにあるように思います。閉じられた世界の中の先輩、後輩の関係が、現役時代はレギュラーに採用するかどうか、引退後は仕事の紹介、あっせんなどということに影響を与えていないと言えるか?

なぜリーグの得点王である前田やMVPである小笠原が代表に選ばれないのか?その説明を聞いてみたい。

人間関係における情や利益が、個々人の実力に優先する村社会があるのではないか?解説に関して言えば、元選手でないとダメだという先入観はないか?

実はスポーツだけではないのです。

自分自身、コンサートにしろ、絵画にしろ、あるいはサッカー以外のスポーツにしろ、ちょくちょく観に行ったりするのですが、ずっと低いレベルのファンに終わっています。一義的には自分自身の問題ではあるのですが、われわれファンをリードし、教育してくれる専門家が欲しい。しばしば、「日本のファンは素人ばかりだ」というような話も聞きます。素人のレベルが上がっていかないと、プロの人たちのレベルも上がらない、というのが僕の意見です。

NHKに返りますと、日本代表の現状を、世界のレベルから見て評論、解説してくれる解説者を希望します。いつまでも、耳に心地よい話、根拠のない精神論、たいしたことない褒め言葉ばかりでは、われわれファンのレベルも上がらないです。

Jリーグバブルはとっくの昔に崩壊しています。そして、試合内容はガラパゴス化しています。(今年2回の日韓戦を見よ!) 南アフリカで「奇跡」が起こって、勝ち点をとる、あるいはファイナルにでるようなことがない限り、ファンはだんだん離れていきます。野球はMLBに負けないだけの国内リーグがあります。でもサッカーの場合、Jリーグとヨーロッパのリーグとの差はとてつもないほどあるように思います。その差を認めたうえで、Jリーグを強くする長期戦略を真剣に実行していっていただきたいです。そうでないと、いつまでたっても、われわれファンは、ガラパゴス化した、海外には通用しないプロサッカーを見ることになりますから。