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「人材作り」

 『日経ビジネス』2010年3月15日号の「今週の焦点」という巻頭インタビュー。成城石井の社長で、かつてユニクロや無印のコンサルタントとして結果を残している、大久保恒夫さんが、デフレ中毒ともいうべき経済を作った責任は小売業者にもあると、発言されています(「小売り業界は苦しくなると、すぐに価格を下げてしまう」)。

 そして最後のところで、「小売りはヒトがヒトにモノを売る仕事ですから、人材の成長が、そのまま企業の成長につながる。デフレのいまこそ人材の成長を。」と発言されています。 この点は、小売りよりも、われわれのように目に見えない商品である資格というものを取り扱っている業界により強くあてはまるように思う。

 社内でよく言うことだけど、資格取得のためには、お金も払っていただかないといけないし、勉強もしていただかないといけない。世の中の大半の人たちは、そんなことに時間もお金も使いたいと思っているはずがない。ディズニーランドに行く方がずっといいと思っているだろうし、どうしても何らかの資格が必要だということになると、できるだけ簡単にとれる、できるだけ安い、それでちょっと履歴書にかける、そんな資格があればいい、というのが多くの方たちのホンネかと思う。でも残念ながら、達成感や充実感を得るためには、苦しい時間がちょっと必要になる。苦しい時間なくして人は成長なんてしない。企業の中でも人材が育つためには、夏ばかりではだめで、冬がないと絶対にダメだ。

 僕らの資格をより多くの方たちに理解し、「買っていただく」ためには、われわれ関係者がまず成長していくことだと思う。