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『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦著、集英社新書)

作家加賀乙彦の幸福論。以下、本の見出しからです。
第一章:幸福を阻む考え方、生き方(考えない習性が生み出す不幸、他者を意識しすぎる不幸)
第二章:不幸増幅装置ニッポンをつくったもの(経済最優先で奪われた安心とつながり、流され続ける日本人)
第三章:幸福はしなやかな生に宿る(不幸を幸福に変える心の技術、幸せを追求する人生から、幸福を生み、担う生き方へ)
第四章:幸せに生きるための老いと死(人生85年時代の豊かな老いの過ごし方、死を思うことはよく生きること)

実は今日からMOSを運営しているアジア各国の代表の集まりがあってマカオに来ています。マカオはアジアのラスベガスとも言える都市で、僕は2度目ですが、あまり好きになれない場所です。仕事の必要性がなければ、絶対にこない場所かと思います。加賀さんの「幸福論」で説かれているような考え方、生き方とは正反対の位置にあるようなところです。そんなところに来る機内、そしてホテルでの自由時間に読み終えました。
この本で書かれていることは、自分の人生を真剣に考えよ、他人の目を気にすることなく自分をしっかりと持て、他人と比べて自分は幸福かなんて比較をする必要はない等々、当たり前のことが書かれているのですが、それら当たり前のことをずっと忘れてきたのが我々日本人のように思います。80歳になられようとする加賀さんのご意見には賛成することばかりです。