親の遊興費や外食費に消えていくのか?

買い物は安いにこしたことはない。多くの人が値段をウェブで調べ、チラシを見比べ、すこしでも安いところに行く。(ガソリン代や時間のコストは案外忘れたりするが)

公共モラルはもともと低かったのかもしれないけど、ごみを捨てても誰も見ていなければいい、町指定のごみ袋にお金を払いたくないので、コンビニや公園のごみ捨てに自宅のごみを捨てるという輩もいる。いろいろなところで「楽しみは自分。費用は税金(あるいは他人)。」という人が増えているような話を聞く。ごみにきちんと対面しているかどうかは、その人の姿勢を示す大切な指標だと僕は思っている。

日経ビジネス(2010.3.3号)の読者コーナーに、子供手当を現金支給すると、「その一部が親の遊興費や外食費に消えるのは目に見えている。」という意見があった。その方は、小学校のPTA役員をしていた時、給食費未納の家庭を訪ねると、玄関に誇らしげにゴルフバッグが置いてあって違和感を感じたと書かれてあった。

本当に困っていらっしゃる方たちも多いことだろうと想像する。だって、日本は世界でも有数の自殺大国になっている。その多くは経済的な理由で追い込まれている方たちだろうから。

でも、一方では「ただ乗り」論の人たちも結構多いような印象がある。一体、日本の状況はどうなっているのか?ほんの一部のひとたちだけが、「楽しみは自分。費用は他人。」を実践しているのだと思いたい。