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『「野生」の哲学』(町田宗鳳著、ちくま新書)

 さきほどシアトルに着きました。機内で読み終えた本です。(今日、明日とミーティングがあって水曜日の飛行機ですぐに東京に帰ります)
 著者はユニークな経歴の持ち主。14歳で出家、34歳のとき渡米し、ハーバードの神学部で修士、ペンシルバニア大学東洋学部で博士をとった方。友人がこの方のファンで薦めてくれました。
 この本の副題には、「生きぬく力を取り戻す」とあります。自分の心と体に元々備わっている根源的な生命力を大切にしながら、創造的な生き方を模索しよう、と。織田信長の決断力、坂本龍馬の行動力、円空の造形力、宮澤賢治の想像力、そして松下幸之助の直感力が紹介されています。この本で書かれていることには共感を覚えます。(この本で円空が木地師の血を引いていたこと、木地師は中世からの木工技術者たちで、トチやブナなどを求めて移住生活を続けていて、蔑視や差別の対象とされていたことを知りました。)
 日本の閉塞感を打ち破るひとつの考え方がここには書かれていると思います。

町田宗鳳ホームページ