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今夜もJALに乗る乗客の気持ち

 日本航空の「経営危機」をめぐって、国土交通省主導で有識者会議が開かれたとか(日経夕刊2009年8月20日)。メンバーは大学教授数名(そこには僕の母校の先生たちが3名も!)、弁護士、金融機関幹部、等々。

 「国際競争に勝つための視点が欠けている」。これはまさか銀行関係者からのコメントじゃないでしょうね?!日本の銀行で、国際競争に勝つための視点を持っているところがあるなんて聞いたこともありませんが。

 「企業年金やパイロットの高給など社会的関心が高い問題の検証が必要。」年金問題を解決するには、OBたちの同意が必要なのに、反対者が多いという記事を読んだことがあります。そしてOBたちの一部には、会社の批判をする連中もいる、とか。いい時代にJALでお世話になったのに、ね。

 パイロットに払う給料の多寡って、「社会的関心」で決めていいの?それって、「社会的嫉妬」とは違うでしょうね?

 日本航空の問題を外野から見ていると、まさに日本国全体の問題の縮図のよう。多すぎる船頭と評論家たち、企業年金の支払いにおいて自分たちの利害を優先するOBたち、政府の干渉と政府への依存の歴史、過去の栄光とプライド、なかなか落とせない待遇、ますます激化する国際競争。リーダーである社長にたいして、内部、外部から十分なサポートがあるのかな?こんなことって、日本航空だけの話ではなく、日本全体に言えるような気がする。

 JALで働く友人、知人を持つひとりの利用者として、現場の人たちには、一致団結して頑張ってほしいです。「去るも地獄、残るも地獄」なら、残って地獄から這い上がってきてほしい。できれば、これ以上官の助けなど借りなくて。でも、官の支配を強化するための布石がどんどん打たれているのでしょうか?逆風だと思うけど、現場の皆さんを応援したいです。