Amazon-一番お世話になっている「書店」

昨晩、ある証券会社の賀詞交換会で、バンカーズ・トラスト時代の知り合いに遭遇。金融から起業への転進は僕と同じ。バンカーズ・トラストにも在籍したことのある起業家で最も成功しているのが、アマゾン創業者のジェフ・ベソス。

 僕がもっともお世話になっている書店は、オデッセイコミュニケーションズと同じ新東京ビルにある大手町書房と、ネット上のアマゾン。個人客としては、大手町書房の最大顧客の一人になっているのではないかと思います。お店のおじさんは、しばしば10円単位で端数をまけてくれます。アマゾンは、クレジットカードを「預けて」しまってからは、新刊本から中古本までものすごく買っています。

 中古本を注文してみると、地方の古本屋から「ご注文ありがとうございました」というメールを受け取ります。最近では、ある画家の画集や評伝を注文したのですが、名古屋の古本屋から1冊、別の本は長崎・佐世保の古本屋から、別の岩波文庫は八王子の古本屋から、という具合です。これら地方の中古書店にとって、アマゾンはありがたい存在になっているはずです。

 アマゾンのすごいところは他にもあります。日本国内での洋書在庫もかなりの量になっているようで、この前注文したMichael Jenkins の本は翌々日かには発送されています。

 昨年ウェブ2.0Expoでジェフ・ベソスの話を聞きましたが、数あるネット企業の中で、ますますの発展が最も期待できる会社のひとつなのではないでしょうか。アマゾンは本当の意味でIT企業かと思います。