不思議なワンダーランド・マカオ

今週末はマカオに来ています。香港からジェットボートに乗って1時間ほどの距離にあるもうひとつの中国です(ポルトガルから返還されて7年でしょうか)。

勉強会仲間たちと来ているのですが、彼らに「強制」されないと、マカオなんて来なかっただろうと思っています。経営者仲間たちとのちょっとした「修学旅行」です。マカオは世界最大のカジノ市場になっているということですが、われわれが泊まっているホテル・ベネチアンは3000室あり、ロビーフロアーには巨大なカジノが広がっています。西洋人は非常に少なく、主な顧客は中国人(本土、香港)のようです。

僕はまったくギャンブルをしないので、このマカオの発展振りを不思議にみているだけです。ホテルベネチアンをはじめとして、米国ラスベガスにある巨大なホテルが同じようにマカオに作られ、そこにどうやって儲けたのかはっきりしない性格のお金(賄賂やピンはね!)も含めたさまざまなお金を持つ中国人たちが、夜、昼、カジノで遊び、いわゆる、「飲む・打つ・買う」を行なっているのが、この町だということのようです。

ここに20年間住んでいるという日本人ガイドさんがマカオの歴史から経済の話まで聞かせてくれましたが、とてもダイナミックな変化を遂げつつある、まさに中国バブルの「あだ花」のような町だと思います。ずっとスタンリー・ホーが経営するリスボアというカジノ付きホテルしかなかったところに、4年前、サンズというアメリカ資本のカジノ・ホテルが進出。数百億円の投資を、1年で回収するという大成功を収めたことがきっかけになって、ラスベガスのほかのホテルがマカオに進出してきたそうですから、そのきっかけを作ったサンズの経営者はたいしたものだと思います。

今日一日いて、明日日本に帰ります。