中国で感じる世界

20年ほど前時々会っていた勉強会仲間数名で忘年会。中の一人は、仕事の関係で北京や長春によく出かけているので、中国、北朝鮮事情を聞かせてくれました。北京にいると、アメリカの存在だけでなく、ロシア、ヨーロッパ、中東、アフリカ諸国、さらにはイスラエルからの人間たちをよく見かけるとか。圧倒的にアメリカ(人)の存在が大きい東京と比べて、北京はアメリカ人以外の存在を感じるということでした。また、北朝鮮にも、日本人以外のビジネスマンたちは、大きな音を立てることなく、関係確立のために進出しているというのが、彼の意見。中国で感じる世界は、東京にだけいてはわからないものがあるに違いない。

情報収集に始まって、対立する関係の中に入っていくことが不得意な日本人。世界は複雑で一筋縄では割り切れない中、日本はどうやって自分のアイデンティティと利害を守っていくのか。

僕も来年は中国語(マンダリン=北京語)を勉強してみようかなと思っています。昨年、オデッセイにアイセックの研修生として来ていた中国人学生のチェンチェンは、今、名古屋大学に聴講生として来ています。来年もアイセックの紹介で中国人学生を受入れる可能性があります。アメリカとだけでなく、中国にもたくさんの友人を作りたいと思います。