100 Great Businesses And The Minds Behind Them

邦訳タイトルは、「100 Inc.」。オーストラリアのジャーナリスト、エミリー・ロスとアンガス・ホランドによる「世界の100の偉大な企業とそれを作った企業家」を紹介してくれる本。日本企業、あるいは日本人による会社で取り上げられているのは、ソニー、ノブ(料理)、任天堂、ユニクロ、ヤクルトの5社。僕が愛用している商品を作っている会社としては、ダイソン、ケロッグ、ポスト・イット、ケイト・スペード、コカ・コーラ、ギャップ、サムソン、アディダス、スターバックス、アマゾン、マイクロソフ、マクドナルド、デル、ナイキ、リーバイス、アップル、グーグル、アレッシィなどが含まれています。

著者たちの前書きの終わりには、「現代の億万長者の多くが、生まれついてのリーダーだったわけでもなければ、成績抜群のセールスパーソンだったわけでもない。むしろ彼らの真骨頂は、リスクに立ち向かい、片腕になってくれる優秀な人物を的確に雇い入れ、成功するために身に着けなければならない能力をよく見きわめていたことにある。チャンスが訪れるその足音を聞き分けるのだ。」「偉大な企業の数だけ、ビジネスで成功をおさめる道筋もまた存在する」とあります。僕らの時代の「偉大な企業」を知るには、手っ取り早い1冊。