英語で記事を読む

今朝の朝日新聞の社説に、「謝る相手が違わないか」という意見がでていました。安倍総理が、アメリカに謝っているのかの印象を持ったので、英語ではどうなっているのかなと思って、asahi.com に関連記事を探してみたら、以下のような記事がありました

Abe apoligies to 'comfort women'.

気になったので、ニューヨーク・タイムスのサイトでも関連記事(Japan's leader walks thin line with remarks on sex slaveryー日本のリーダーは、慰安婦問題での発言で、綱渡り)をチェック。最近日本でも名前が知られている、マイク・ホンダという日系の下院議員は、「ブッシュ大統領は、慰安婦として犠牲になったわけではないのに、謝罪を受けいれるなんて、お門違いだ」と、もっともなコメント。

決して、アメリカだって、日本のことを糾弾できるほど、聖人君主だとは、到底、思えませんが、それを言ってみても日本にとってなんらのメリットはないです。ニューヨークタイムスの記事にもあるのですが、南京虐殺事件にしても、慰安婦問題にしても、誤った事実が世界に流れている、ということであれば、第三者(たとえば海外の研究者)も含めて新たな調査を行なうしかないようにも思いますが、いかがでしょうか?

しかし、こうやって、みんながアメリカに相談に行き、お願いに行き、また弁解に行くわけですから、いつのまにか、自分が世界の主だというように勘違いしてきますよね。アメリカにいる韓国系、中国系の人たちは、戦時中の日本軍の行いに関して、アメリカ政府に訴え、日本の拉致被害者たちも、アメリカ政府に支援を求めにいきます。みんなの言い分を聞き、利害を調整している、町の親分みたいです。

でもその町の親分も、イラク問題では、泥沼状況。石油は、アメリカにとって最重要な資源なので、そのためにはどんなことでもやるよ、という怖さを感じます。でも、いつかは、「栄光ある撤退」は避けられないでしょうね。