相撲の八百長騒ぎ

大相撲を見なくなって久しいです。オデッセイのオフィスが赤坂見附の駅前にあったとき、同じビルに入っている、有名な病院経営者を訪問する朝青龍と同じエレベーターになったことを覚えています。その朝青龍の八百長疑惑を、『週刊現代』が連載記事で報道しています。

今年に入って、『週刊現代』の表紙がわかっていて、ちょっと見ると『週刊朝日』と間違ってしまいそうです。久しぶりに最新号を買ってみたのですが、相変わらず、エロや利殖の記事は健在で、中身の路線は大きくは変っていませんね。

この大相撲の八百長疑惑ですが、朝青龍が弱いから八百長をしているのではなく、強いから、確実に勝てる相手には無駄な抵抗をやめてもらう。そのほうが、無用なケガを避けることになるし、懸賞金や祝儀が下位の力士にも行きわたるので、みんなにとっていい、ということらしいのです。外人受けしそうな合理的な話で、僕はなんとなく、納得してしまいました。力士の間では、「完全ガチンコによる22回の優勝は、今なら50回の優勝に匹敵する」として、いまだに貴乃花が尊敬を集めているそうです。

八百長騒ぎの真偽のほどはわかりませんが、国際化していく(たとえば、外人社員が増える)と、これまでの経営ノウハウだけでは、組織を動かせない一例かなと思いました。