『ヒルズ黙示録・最終章』

朝日新聞記者によるライブドア・村上ファンド事件のノンフィクション(朝日新書、2006年11月刊)。2005年から06年にかけて起こったとは思えないほど、記憶の彼方に追いやられていることを感じました。

最後のページで、この本の内容とほとんど関係ないのですが、「必要なのは脳みそに汗をかく人に資金の出し手がいることです。」(冨山和彦)というコメントが紹介されています。これは、昨日、『証券投資の思想革命』に関して、黒犬通信に書いた僕のコメントと趣旨は同じ。「額に汗する人」だけでは、国際競争には勝てないでしょうから。