ジョンレノンの映画「イマジン」

ゴールデンウィーク中はテレビにさようなら、なんて書いたばかりなのですが、ジョン・レノンのドキュメンタリー映画「イマジン」を見ました。

映画によると、ジョンがソロ活動を始めてからの歌は、すべて彼個人の経験や生活そのもの。自分の気持ち、家族への愛情を表した歌を、ファンが自分のことを歌ってくれていると共感を持つありさまに、ある不思議さを感じてしまいました。この前、ボブ・ディランの映画でも思ったのですが、ファンである僕らは、時には彼らの言葉を深読みし、時には彼らを神のごとく扱います。そのさまは、時代が変り、熱狂が過ぎ去った後になってみると、こっけいでもあります。

でも一方では、ディランにしろ、ジョンやビートルズの歌にしろ、今でも僕らを引き付け、魅了するものを持っています。彼らが時代を超えたメッセージ性や魅力を持っていることの証明でしょうか。

僕はどちらかと言うと、ポールの歌が好きです。それは彼の曲のメロディの素晴らしさによるところが大きいと思います。

どちらにしても、映画をみて、音楽の力を改めて認識しました。

蛇足ですが、この映画でも、オノ・ヨーコさんの取り上げられ方は微妙でした。彼女に対しては、多くの批判があるようですが、毀誉褒貶はあるにしろ、世界に出て行ってサバイブしている日本人女性のさきがけは、オノ・ヨーコだと思います。