「へんな会社」のつくり方

Dscf0211 はてな社長の近藤淳也さんの本を読みました。「ウェブ進化論」の梅田さんが社外役員になっている会社です。

「へんな会社」の所以である会社の運営、ユーザーとの情報共有などに関しては、正直に書くと、それほど目新しさは感じませんでした。マスコミなどで紹介されるとき、「へんな会社」の所以が、強調され過ぎなのでは? 社員数・十数名のようですが、これから組織が大きくなっていったとき、いまのお考えや、やり方を維持できれば素晴らしいと思います。

ただ、近藤さんの姿勢や考え方、夢には強く共感を持ちます。それは、ネットビジネスにおける、「ものづくり会社」でありたいということで表現されていると思います。(日本のネット企業には、「ものづくり」を行っている会社はほとんどない、という指摘にも同感です)

ご自身も、本に収録されているインタビューで言われていますが、東京は、時間の流れが忙しすぎて、本質的なところでおもしろいことを考えるには、適していないように思います。梅田さんにリードされて、シリコンバレーから多くを学ばれればいいですね。京都に、ユニークな本社ビルが建てられるようになれるように、応援しています。

追記 近藤さんが自転車と写真にお詳しいことも、共感を持つ理由のひとつです。