記事よりもモノをいう写真

ライブドアとフジテレビの大騒ぎも、一段落。新聞等では終わったことになっていますが、フジテレビがライブドアの2番目の株主となり、役員も派遣するということになるようですから、これからもちょっとしたドタバタ劇が起こるのではないかという予感がします。

新聞を見ていて、おもしろいのが写真です。4月19日付けのファイナンシャルタイムスにでていた、ライブドアとフジテレビの合意を伝える記事の見出しは、Halfway house between old and new Japan となっていて、反対方向に立ち上がっていくホリエモンと、日枝さんの写真が出してありました。Halfway house は、(変化・改革・前進などの)前半終了段階、中間点、妥協点、折衷案というような意味で、古い日本と、新しい日本の妥協点というような意味でしょう。

報道においては、記事の中身よりも、時には写真の方が力を持つことがあるのではないかと思います。ファイナンシャルタイムスの写真は、それぞれ別の向きに立ち上がっていく、ホリエモンと日枝さんの一瞬を捉えたものでしょう。この新聞は、ライブドアとフジテレビの提携の行き先を、このように予測しているのでしょうか?