現代のイエス

土曜日に、丸ビルの中の山野楽器でたくさんDVDを買いました。マギー・チャンのチャイナドレスが素敵な「花様年華」、カーペンターズ("Remembering The Carpenters")、黒澤(「デルス・ウラーザ」)、ソーダーバーグのデビュー作である「セックスと嘘とビデオテープ」、カイリー・ミノーグのベストDVD、などなど。

英語の勉強に熱中し、ラジオで洋楽をよく聞いていた中学生のころ、カレン・カーペンターは、初恋の人みたいな存在でした。拒食症という言葉が一般に広がり始めた1983年2月、32歳の若さで亡くなってしまいましたが、今、生きていたとしたら、カレンも54歳。

ところで、今晩の報道特集で、大阪のドヤ街にある病院の密着取材が放送されていました。名前や戸籍がわかない人、家族から見捨てられた人(「死んでも、連絡も必要ありません」と電話で応える家族)、ぎりぎりになるまで病院で治療を受けることを避けてきた人、そのような人たちの治療に取り組んでいる病院関係者が紹介されていました。これらの人たちは、入院費はもちろん、治療費さえもまともに払えないような人たち。些細なことで喧嘩なども起こりやすい切迫した状況の中で、働いている医師や看護婦の人たちに、心を動かされました。

キリスト教ではなく、イエスという一人の人間には関心があって、昨年から人間イエスに関する本を時々読んでいます。先週は、「イエスとはなにか」(春秋社)を読みました。昨年読んだ本では、「イエスという男」(作品社)がおもしろかったです。

もし、いまの時代にイエスが生きていたとしたら、どこで何をしているのでしょうか?