素晴らしきかな、グーテンベルクプロジェクト!

3月28日付けのフィナンシャルタイムス(Financial Times)で、人材採用において企業が使用する、能力あるいは適性検査テストの是非に関する記事を読みました。僕も、テストビジネスの末席にいるものとして、また、日本テスト学会に参加したりということもあり、この手の記事はまめに読むようにしています。

この記事の中で、1911年に、あるアメリカの心理学者(Walter Dill Scott、1869-1955) が書いた本(Increasing human efficiency in business)のことが紹介されていました。早速、この本のことを調べようと思って出くわしたのが、このグーテンベルクプロジェクトです。以前から、このプロジェクトのことは聞いていたのですが、あらためて、このプロジェクトの素晴らしさに感心しました。

読んでみたいと思った古典のテキストが、すべてネットで読む、あるいはダウンロードして印刷することができるという素晴らしさ!このようなプロジェクトには、ウェブを開発した功績(経済的な利益)を、自分独り占めしなかった、あのイギリスの研究者(Tim Berners-Lee) の崇高な精神と通じるものを感じます。


追記
今日は、バンカーズ・トラスト時代の知人二人が、訪れてくれました。20歳代だった頃に最後に会い、こうして40歳を越えた年齢になって、10数年ぶりにお会いするのも、孔子風に言えば、「楽しからずや」でした。