硬直的体質と勇気なきリーダー

昨日(2024年9月11日)の朝日新聞朝刊の辺野古基地に関する記事(「未完」の辺野古の4回目)に目が留まった。このシリーズの記事は最初から読んでいたわけではないのだけど、この記事はどうしたわけか目に留まった。
記事の趣旨は以下の通り。
1 米海兵隊太平洋基地政務外交部次長を務めたロバート・エルドリッジ氏によると、辺野古移転を評価する海兵隊員はいない
2 代替案として海兵隊で注目されていた代替案(沖縄本島中部の勝連半島沖に人工島を作り基地機能を集める)を、エルドリッジ氏の恩師でもある五百旗頭真・元防衛大学校長が当時の小泉首相に持ち込んだ。
3 2週間後くらいに、「いまさら現行案を白紙に戻すことはできない」という返事があった。
4 日本政府は一度決めたことを変えたがらず、硬直的な体質がある(五百旗頭氏)。
5 重要なときには、日本の首相は米国に正面から要求する勇気を持たなければならない(同氏)

この硬直的な体質は日本人の欠点の一つだな。政治だけでなく、社会の各所でこの硬直的体質が窮屈さの原因になっている。