奨学生の来社

オデッセイコミュニケーションズで行なっている社会貢献事業に、高校留学のAFSに出している「オデッセイIT奨学金」と、ぼくの出身大学である一橋大学生に出している「オデッセイコミュニケーションズ奨学金」があります。
先週は、一橋大学在学中に奨学金を提供した中瀬君が、そして今日は高校在学中にAFSでミネソタ州に1年間留学した時に「オデッセイIT奨学金」の第1期の奨学生だった池上君が来社して近況報告をしてくれました。この二人は、何年かに一度は近況を知らせてくれてぼくを喜ばせてくれる若者達です。中瀬君は大学卒業後1年ほどで転職してしまってちょっと心配していましたが、新しい職場に慣れ(1年経過)、頑張っているようなのでひとまず安心。池上君は防衛医科大学を晴れて卒業し、海上自衛隊の中で医師としての道を歩みはじめということで、これからの成長が楽しみです。

奨学金を出す会社側としては、こうやって時々顔を見せてくれる元奨学生の存在はとてもうれしいもの。実は、そんな学生は少数で、それはそれは寂しい話なのですが。

知り合いの方で、お父様が戦後日本を代表するSという会社を作った方がいます。お父様の代に財団を作り、大規模に奨学金を出していたようですが、奨学金を出しても感謝の気持ちを示してくれる人(家族)が少なく、もうやめようと思うというようなことをおっしゃっていたことを思い出します。