犬と平和

日経新聞が買収を発表したことできっと日本でも知名度が上がったFinancial Times。英字新聞と言えばかつては、Wall Street Journalを読んでいたんだけど、ここ数年、Financial Times が愛読紙のひとつになっている。FTの有名記者(金融担当)のひとり、Gillian Tettが「犬たちをめぐる真実」という、ちょっと意味深なエッセイを書いていた。(→The truth about dogs)

彼女はいまニューヨーク在住なのか(10年以上前には東京で活躍していた。その頃、一度、FTの記者たちが大勢集まったパーティで会ったことがある)、「マンハッタンでは犬たちが無愛想なニューヨーカーたちの心を開き、知らない人同士の間の会話が始まる」という趣旨のエッセイだった。さらには、「街の中にドッグランをもっと作る事で、都市はもっと人間的な空間になるのではないか」という、愛犬家たちが拍手喝采したくなる結論まで出しているのだ!

荒唐無稽な、ユートピア的なことをここで提案しよう。

日本、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、台湾。東アジアの愛犬家同盟の結成!ミサイルの代わりにリードを、核兵器のかわりにドッグフードを!それぞれの国の犬たちを、国境を越えて交流させる(結婚させる)。愛犬家たちがもっともっと増えれば、きっと東アジアはもっと平和になる。(そんなことを考えるのは、ボクくらいのものかな?!)