「勲章なんて欲しがる気はない」
posted at 2013.04.14
昨日(4月13日)の日経新聞夕刊に、「カリスマの晩節」という見出しで、稲盛和夫さん(京セラ創業者)のインタビュー記事が出ていた。
功なり、名を遂げた方の言葉がどれだけ本心からでているものか、わからないけども、以下のような言葉には共感を覚える。
「勲章をくれようという話はないし、もうらうための運動をする気もありません。仮にくれると言われても、いただく気はないですね。みな平等なはずなのに、勲章が差があるのはおかしい」
「私はほんまにどこにでもいる普通のオッチャンですよ。普通どころか、すこし落ちるくらいですね」
この勲章をもらう気がないというのには、感心した。大企業のトップたちの多くが、どれほど会社ぐるみで、勲章をもらうための運動をやってきたものか!
もう10年以上も前になるだろうか、ビジネススクールの集まりによく出ていた頃、稲盛さんがゲストスピーカーだった夕食会があって、お話をお聞きしたことがある。あの時は、仏様の話が中心だったように思う。
「60歳から80歳までは、来世に旅立つための準備期間」だとしたら、ボクもあと数年もすれば、その準備のための準備に取りかからないといけないじゃないか!
カテゴリー:パーソナルな気持ち