ネットではなく個人の力による革命。
posted at 2011.02.24
北アフリカ、中近東の石油産出国で凄まじいことが起こっている。原油価格は100ドルを越え、一部では220ドル説まで飛び出している。そうなると世界経済に対する影響は計り知れない。しばらく忘れられていた感のある世界経済二番底の可能性も高まってくる。
チュニジア、エジプトで起こった「革命」が、フェースブックをはじめとするネット上のSNSによってもたらされたという言い方をする人が多い。でも僕は、「ネットの力がこの革命を起こした」というのは違っていると思うし、革命の中心にいる人たちに対して失礼な言い方だと思っている。
インターネットが主役なんかじゃない。主役は一人ひとりの人間たちだ。現実の社会の中で長年にわたってひどい扱いを受けてきた個々人の情念が起爆剤となって起こしていることであり、やむにやまれぬ状況に置かれたひとたちの死を覚悟した行動が起こしていることだ。インターネットは彼らにとって強力な武器であり、その貢献は非常に大きなものだけど、でも、主役は一人ひとりの人間たちだと思っている。
永田町の政治家たちは、北アフリカや中近東で起こっていることは知っているけども、自分たちの足下で起こるなんて、絶対に思っていない。でも、名古屋で起こっていることはなんだ?!保守性で知られる愛知県民、名古屋市民が河村さんたちを強力に支持している。愛知県民や名古屋市民は多くの日本国民の感情を代弁していないだろうか?!
社会を変えていくのは、名もなき人間たちだ。Power to the people!
カテゴリー:時事問題