羽田からアメリカに飛ぶのは1976年以来。
posted at 2011.02.06
初めてアメリカに行った1976年にはまだ成田空港ができていなかった。飛行機が成田から飛び始めたのは1979年だったと記憶している。昨年、JALを辞めたいとこが勤務を始めたのも1979年だったはず。
羽田からアメリカに飛ぶのは1976年以来。だからと言って深い感慨でもあるわけではないのだけど。乗る側としては日曜日の真夜中、飛行機に乗るのもしんどい話。もちろん、サービスする側の人たちはもっとしんどいのかもしれないけど。夜中に飛行機に乗る回数が増えてくると、別段大仰なことでもなくなるのかもしれないけど、家族(うちの場合には犬たちを含むのだけど)に「おやすみ」と言って、ひとり空港に向かうのもさびしい話。カイさん(♀の甲斐犬。今月20日が12回目の誕生日)は僕が荷造りをしていると「普段とちょっと違う行動をしている」と警戒モードになる。彼女の第六感の良さにはいつも感心する。
ところで日本相撲協会が春場所をキャンセルすることを発表した。解体して出直しだという声が多くの人たちから聞こえてくるけど、相撲の八百長なんてもう10年も20年も前から噂があった。お互い、持ちつ持たれつの要素があるだろうから、一部でそんなことがあってもまったく驚かない。十両以下の待遇は本当にひどいみたいで、関取(十両以上)になると急に良くなる。J1からJ2に落ちないように必死になるのと同じように、十両から落ちないように、お互い8勝7敗でぎりぎり現状維持で丸く収めようということになるのだろう。でもそんな「談合」って、相撲の世界だけの話しなんだろうか?
別の意味でも関取たちはたいへんだ。一場所15日間、年間6場所で合計90日、ガチンコでやっていて体はぼろぼろにならないのだろうか?彼らはけがをして万が一引退なんて話しになったら、どんな待遇が待っているのだろうか?
これだけ世の中の多くの声が彼らに「完璧さ」というか「潔癖さ」を求めていると、あなたたちはどうなの?って聞いてみたくなる。
チュニジアやエジプトの「革命」はツイッターやフェイスブックなどのネットを使ったコミュニケーションが大きな役割を果たしているということだけど、今回の相撲界の八百長もケータイのメッセージが証拠になっている。ITのおかげでいろいろなことを隠したり、抑えつけたりすることはできなくなっている。相撲界もIT化の大きな流れの中で変化していかざるを得ないということか。
ラウンジではもう真夜中近くだというのに一生懸命食事をしている人たちがいる。それでも太らない人たちは羨ましい。これからの数日、アメリカで食べないわけにはいかないけど、食べ過ぎないように気をつけようっと。