「きぼうのいえ」訪問
posted at 2009.10.03
ホームレスの人たちのためのホスピスを山谷で運営されている山本雅基さんを訪問。山本さんには、丸の内インターネットラジオ「アイデアエクスチェンジ」にご出演いただいたことがあります。お会いするのは、去年小社のクリスマスパーティでお目にかかって以来。きぼうのいえの各フロアーをご案内いただいた後、屋上にある「聖家族礼拝堂」で1時間ほどお話をしました。
小さな4階建てのビルの屋上にあるこじんまりとした礼拝堂の祭壇には、きぼうのいえで息を引き取った方達の遺影が飾ってありました。遺影の表情は、皆さん、普通のお年寄りといった感じなのですが、山本さんによると、きぼうのいえに入った頃は、険しく、厳しい顔だった人が多いそうで、なかには犯罪者みたいな顔つきだったのが、亡くなるときにはとてもいい表情になっていた人もいたとか。
写真は、きぼうのいえの玄関に飾ってある、きぼうのいえの屋上の写真と、平和の祈り(アッシジのフランシスコの言葉)。
屋上から撮った写真。まわりには、「どや」と呼ばれる簡易宿泊施設(2000円前後で泊まることができる)があります。瓦屋根の家も「どや」のひとつ。
山谷の路地にはたくさん自転車が置いてありました。この町に住む老人たちの移動手段だそうです。路地を歩いていると、確かに老人たちの姿が目立ちました。若い女性の姿はあまり見かけませんでした。
きぼうのいえの近くには、平賀源内の墓地もありました。
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