桐朋高校からハーバードへ

昨晩、Harvard Club of Japan主催のセミナーがあって、日本を訪れている二人の教授の話を聞く機会がありました。ひとりの先生は、脳の発達を研究している先生(Takao Hensch)、もう一人は科学史を研究している先生(Shigehisa Kuriyama)。

脳の研究者によると、言語の習得能力は11歳前後でほとんどが決まってしまうとかで、諸外国の第二外国語教育開始年齢をみると、10歳以下で第二外国語の勉強を始めている国が多いようです。

もう一人のKuriyama先生は、針治療の修行を3年やって自分には合わないということで学校に帰って行ったユニークな経歴の方。ハーバードの学部の授業で、iMovieを使って生徒に発表させているようですが、教師との力関係、生徒たちの学習方法、動機づけに大きな変化が見られるという話で、とてもおもしろい内容でした。

ところで、雑誌などで、日本の高校からハーバードやスタンフォード大学の学部に入学する生徒がでてきているという話を読んだことがありましたが、昨晩はそのような生徒が一人来ていました。今年の9月ハーバードの学部に入学するという日本人学生で、国立の桐朋高校の卒業生だそうです。今年、日本からは一人だけのようですが、健闘を期待しています。

Shigehisa Kuriyama

Books by Shigehisa Kuriyama

Takao Hensch