戦争よりかずっとまし

 ずっと晴れない気分にさせてくれる経済状況が続いています。きっとこの状況は今年一杯続くと考えておいた方がいいようにも思います。もしかして来年夏くらいまでこんな感じかも知れません。どのくらいこれが続くのか、FTなどを読んでいても誰も答えを持っていないように思います。Wall Street でも占いに頼る人が出ているという記事を読みました。
 ボクがこのごろよく思うのは、1920年代、30年代の世界不況のとき、時代の雰囲気、人々の生活はどうだったのかということ。そして、第2次大戦の間、負け戦を必死に闘っていたボクらの祖父母たちの世代はどんな気持ちで生きていたのかということ。あの頃は、いまほどマスコミが発達しておらず、ラジオや新聞でニュースを知るしかなかったのでしょうが、いまのように連日皮肉屋さんたちのコメントを聞かされていると、素直に希望を持つことさえも難しく感じられることがあります。だからかもしれませんが、ここ数年、ボクはあまりテレビを見なくなりました。
 どんなに経済の状況がひどくなっても、戦争になるよりかはましだと思っています。ずっとましだ、と。この混沌と混乱の解決策として、世界規模の戦争だけは起こしてほしくないです。それさえも避けることができなければ、人類には地球上でリーダーとして生きていく資格がないだけでなく、存在していく資格さえもないのかもしれません。
 ボク自身としては、こんな時代こそ、自分が今働いている現場で、知恵と勇気をしぼりだして問題解決にあたっていかなくてはと、思っています。そんな気持ちさえもなくなってしまったら、オ・ワ・リ。