『露の身ながらーいのちへの対話』(多田富雄、柳澤桂子著)

 多田先生は世界的な免疫学者として活躍されていたのに、2001年、突然脳梗塞におそわれ、右半身不随と声を失います。もう一人の著者である柳澤さんは遺伝学の研究者として活躍中、31才にして原因不明の難病に倒れ、この40年近く、病と闘ってきました。そんなお二人による、まさに、命をかけた闘いの中で行われた往復書簡集。心からオススメします。

 追記 この本を読むと、身障者にとって、パソコンがいかに重要なコミュニケーションツールとなりうるのかということを、改めて、認識することができます。