映画『マイ・アーキテクト ルイス・スカーンを探して』
posted at 2008.06.10
劇場で見逃していた映画を、ケーブルテレビでようやく見ることができました。ルイス・カーンはエストニア生まれで、アメリカで育った世界的な芸術的建築家。彼の代表作の一つで、最後の大仕事になったのが、バングラデシュの国会議事堂です。
ルイス・カーンは、1974年にニューヨークのペンシルヴェニア駅で突然死するのですが、複雑な女性関係を持っていた人で、3人の女性と子供を作ります。この映画は、3人目の女性との間に生まれ、ルイス・スカーンが死んだときには、まだ11歳だったナサニエル・カーンによるドキュメンタリー映画。理解し得なかった父親を求めて、父親を知っている人たちや(その中には、自分の母親、ルイス・カーンが関係を持ったほかの女たち、母親の異なる姉妹たちも含まれます)、父親が設計した建物を訪問するために、世界を旅します。
DVDもでています。(→aoten store) 仕事への情熱を最優先させたルイス・カーンと、自由と孤独に耐えながら、カーンを愛し続けたナサニエルの母親が印象的でした。ルイス・カーンに捧げられたいくつかの動画が、YouTubeにもアップされています。
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