ローレンツ、カール・ポランニー、マルクス

昨日某所で、ここ数年、ベストセラー作家として新聞・雑誌で活躍している、佐藤優さん(休職中の外務省事務官)のお話を拝聴。インテリジェンスの話からスタート(イスラエルのモサドと中近東情勢について)。 さらに、現在の世界をとらえる視点として、マルクス(「資本論」)、カール・ポランニー(「人間の経済」)、レーニン(「帝国主義」)などが有効ではないかというご意見。

 このうち、ポランニーは、大学生の頃、経済史の授業で「大転換」を読んだこともあり、経済人類学の代表的学者として記憶に常にあった著者なので、懐かしくもあり。

 インテリジェンスを学ぶには、動物行動学(コンラード・ローレンツ)を学べとか。イスラエルのモサド長官になった人物から直接教わったことだそうです。

 お話はたいへんおもしろく拝聴。テレビ、講演によって、目先の安易な金儲けに陥ることは注意されているとか。ただ、さまざまなところで大量の原稿をお書きになられているので、勉強したり、考えを深められる時間は確保していただきたいと僭越ながら思いました。