植村直己とアンナ

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先月7日の産経新聞の記事で、植村直己冒険館というものが板橋区にあり、今月20日まで「北極圏1万2千キロの旅」という展示を行なっていることを知っていたので、今朝、初めて都営三田線の蓮根というところまで行って来ました。植村さんのことは、もちろん知っていましたが、あらためて感動しました。板橋区で15年ほど生活されていたことから、ここに展示館があり、板橋区が支援されているようです。

 この冒険館は決して豪華なものではないのですが、この建物の存在そのものがとても大切なものに思えました。それは植村さんの魂を伝えてくれるような気がしたからかもしれないです。

 植村さんがマッキンリーで行く英不明になられたのが1984年。もう20年以上も経ってしまっています。北極圏の旅でいっしょだったエスキモー犬の中で、最後まで一緒だったリーダー犬が、アンナという♀犬です(左写真の犬)。 資料からはわからなかったのですが、アンナはどうなったのでしょうか?日本につれて帰ることなく、アラスカの地に残されたのでしょうか?

 今回の展示のサブタイトルには、「植村直己-たったひとりで北極を半周」とあります。でも、アンナたちエスキモー犬がいてくれたじゃないですかと、犬たちのファンとしてはちょっと言いたくなりました。右の写真は建物の入口にある植村さんと犬ぞりをずっと引いてくれた犬たちの写真です。