台湾人のバイタリティに脱帽!

8年前、オデッセイにインターンとして来てくれたことがある高雄さんが来訪。ご自身のことやご家族のことを聞かせてくれましたが、ご両親のお話には、まったく脱帽してしまいました。

 高雄さんのご両親はもともと台湾のご出身で30年以上前に日本に来日。お父様は台湾ですでに安定した生活を持つ医者であったにもかかわらず、30歳を過ぎて日本に留学、さらには日本の医師試験に合格し、東京で開業されたとか。台湾から東京にいらっしゃった当初は、お母様が手仕事のアルバイトをしながら生計を助けたそうです。

 なぜ、台湾での安定した医師としての地位を捨てて、わざわざ苦労がある日本にいらっしゃたのか?詳細はもちろんご本人にお聞きしてみないとわかりませんが、娘さんのお話では、抑えきれない冒険心からそのような行動に出たのではないかということでした。ご親戚や友人にも、台湾国内やアメリカでビジネスで成功されている方たちが多いそうです。

 台湾人では、「老板」(中国語で社長の意味)をみんなが目指しているそうで、起業、独立が万人の夢だそうです。失敗したときのことを考えて、ぐずぐずしている日本人とは正反対みたいです。そんな話を聞いていて、本当に台湾人のバイタリティに感心してしまいました。

 日本生まれの日本育ちとはいえ、高雄さんもそんな台湾人の血をひく一人として、なにか自分でやってみたいとか。大学を卒業した後、某・大手電気通信メーカーに勤めたけども、超・安定志向のサラリーマン集団の中で勤務経験は「勉強」にはなったけども、魅力を感じなかったというのも、当然かなと思いました。

 どちらにしろ、僕も台湾に一度行ってみたくなりました。