献本『グラミンフォンという奇跡』(英治出版)

Grameenphone 原題は、"You Can Hear Me Now-How Microloans and Cell Phones Are Connecting The World's Poor To The Global Economy"(黒犬風に訳すとすると、「今、君と僕はつながっているーマイクロローンと携帯電話が、世界の貧しい人たちを、どのようにしてグローバル経済につなげているのか」)。

バングラデシュのグラミンフォンのことだけでなく、そのほかの貧しい国々で、携帯電話が作り出している、建設的な新しい動きの話を知ることが出来ます。グラミンフォン生みの親の一人である、イクバル・カディーアの活躍が、共感を呼びます。「つながることが、生産性を向上させる」という彼の主張は、とても説得力があります。

グラデュエーション・デイ』でお世話になっている英治出版からでている、途上国経済について考えるヒントを与えてくれるいい本です。