「異端の元官僚」

8月号の雑誌『フォーブス』に、新しい社会福祉「ソーシャル・インクルージョン」を提案する”異端の元官僚”として、休暇村協会炭谷茂さんが紹介されています。元・厚生省出身で、2003年には環境事務次官にもなられた方ですから、役人としてはトップのポジションに上られた方のようです。

大阪の日雇い労働者の街・あいりん地区を視察し、路上死のあまりの多さに驚き、休日に自費であいりん地区に通い始めたという方。ご自身、大学進学前後に、ご苦労をされているようで、このような方もいらっしゃるのかと、感心しました。

ソーシャル・インクルージョンというのは、障害者など社会的に不利な人々を排除せず、社会的に包みこみ、支えあうことで、人々のつながりを再構築しようとする新しい考え方だそうです。重要なポイントとして、仕事と教育(学校教育や生涯教育)、住まい(ホームレス対策)、生活の創造(コミュニケーションの円滑化など)の4つをあげられています。

記事によると、ヤマト運輸の小倉さんがスタートされたスワンベーカリーなども、一種のソーシャル・インクルージョンのひとつの形と考えられるようです。

炭谷さんご紹介のサイトのいくつかは、以下の通り。

読売オンライン記事

ご講演

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