卒業20周年のリユニオン
posted at 2007.06.04
ハーバードビジネススクールのリユニオンが金曜日、土曜日に行なわれました。学校の看板教授たちの特別講義が二日間にわたって行なわれ、夜は同じ年に卒業した人たちやクラスの人たちとのパーティがありました。このリユニオンは5年ごとに行なわれていて、卒業5周年のとき以来、15年ぶりに参加しました。自分も含めてですが、多くの人が年をとったなと思いました。
特別講義の中で、一番よかったのが、インテルの社長だったアンディ・グローブの伝記("Andy Grove-The Life and Times of an American")を書いた、リチャード・テドロー(Richard S. Tedlow)の講義でした。ハンガリーでユダヤ人として生まれたグローブが、ナチの迫害からアメリカに逃れ、苦学をしながら、半導体産業だけでなく、アメリカ産業を代表する経営者に変身していく過程の話は、とても感動的でした。この本は、500ページを超えるページ数の本ですが、きっと、どこかの出版社が翻訳を出すのではないかと思います。講義の参加者は、すべて1冊プレゼントでもらったので、すこしずつでも英語で読んでみたいとは思います。
ハーバードの中心であるハーバード・スクエアでも、つぶれてしまった店、特に本屋やレコード屋の多くがつぶれていて、インターネットが小売を変えてしまったことを実感しました。この20年の間に、何度か来ていますが、さまざまな変化を実感した訪問でした。(左下の写真は、僕が1年目に住んでいた寮。右下は、休憩時間に野外で提供されていたドリンクサービス)
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