「ケータイ2.0」の衝撃

今週発売になっている『週刊ダイヤモンド』の特集記事が、タイトルにあげたもの。これまで日本のケータイは、最先端を走っている、ということになっていましたが、実は枝葉末節のところでの競争を、国内だけで行なっているうちに、海外のサービスに追いつかれ、コストの安さではますます引き離され、という状況になっているように思います。

この前、ニューヨークで、セサミワークショップの人たちに、ケータイで流しているセサミのビデオ・クリップを見せてもらったのですが、画質なども良くできていて、料金も、分かりやすい体系になっていました。

どうも日本のケータイって、かつてのPC98みたいに、日本国内だけで通用するビジネスモデル、サービス形態になっていて、海外のレベルからはますます引き離されていくという予感がします。(ハードの面では、韓国のサムソン一社に、日本の大手3、4社の生産台数を合わせてもかなわない状況になっているんですから。)

数年のうちに、今のケータイ業界は、大きく変っていかざるをえないし、そうなったほうがいいのでは?と僕は思っています。いろいろと毀誉褒貶のあるソフトバンク・モバイルですが、業界に大きな「革命」を起こしてもらいたいということでは、孫さんに期待しています。