増税の前に無駄を省いてくれ!

久しぶりなのですが、日曜日の「報道特集」(TBS)を偶然見ました。滋賀県栗東市に新幹線の駅を作ることをめぐる騒動についての報道を、熱心に見てしまいました。滋賀県知事選で、駅建設反対派の候補者が当選したことから、栗東市では大騒ぎになっているとか。市の土地買い上げ過程において、かなり不透明な動きがあったようなことが報道されていました。

小泉総理は、消費税はご自分の任期中には触らないとして、新政権での課題のひとつとなっています。今のままでは、誰が総理になろうと、消費税を上げることは「想定内」の雰囲気になりつつあります。

でも、栗東市の話もそうなのですが、とにかく公的部門の無駄使いが多すぎる!箱物(先日書いた話もそうです)を作るだけの政治は、もう破綻しているのに、まだそれを押し通そうとする政治家や役人の、なんと多いことか。それに、彼らは無駄な投資に関しても、一切責任を取ろうとはしない。役人栄えて、民が苦しむ構造が変ってくれないと、いくら景気が回復しようと、少子化に歯止めがかかろうと、ほんとうに豊かな国にはなれない。

全国各地で見られる、公的部門による無駄遣い(と思われるようなプロジェクト)をデータベース化したHP、必要ではないでしょうか?(それともそういうサイトはすでに存在するのでしょうか?)それらのプロジェクトに関して、どういう理由で必要なのか、どのような効果が期待できるのか、費用対効果の分析などについて、政府や地方自治体からの説明も聞くことができれば、納得できるかもしれません。黒犬も、決してすべての公共事業が無駄なんては、思っていません。インターネットはお金儲けだけのためでなく、民主主義の実現のためにも使っていかないと、もったいないと思います。