仙人のようなロシアの数学者
posted at 2006.09.03
今週放送されることになっているLibrary by Odysseyの僕のコーナーでご紹介した話です(何曜日か忘れたので、毎日聴いてください!)。
「ポアンカレ予想」を解決したということで、フィールズ賞候補になったロシアの数学者が、金にも名誉にも興味がないとして、受賞を辞退したという記事が各新聞、特に朝日新聞で大きく取り上げられていました。
9月2日の朝日新聞朝刊に、このロシアの数学者、グレゴリー・ペレルマンをめぐるジョークが、ロシアで流行っているという追跡記事が出ていました。この人、趣味がきのこ狩りをかねた森の散歩らしいのですが、「ペレルマンがキノコ狩りで通らなかった方へ向かう」(ペレルマンが、解決していないほどの難問に出会う)とか、「野原でペレルマンを捜す」(絶対にありえないことを意味する)というようなジョークが流行っているとか。
僕はあまり金には縁がないし、お金に対する執着心もあるようであまりない、つまり凡人にありがたちな、中途半端な人間なので、このような人にはほんとうに脱帽してしまいます。
ちなみに、写真の黒犬は、金にも名誉にもまったく関心がなく、その日、その日の食事があれば、たいそうハッピーな犬です。
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