ユニークな音楽サイトーPandora.com

時々アクセスするアメリカのサイトで、Pandora.com という音楽サイトがあります。自分の好きな歌手やバンドを入力すると、類似する音楽を聞かせてくれるものです。僕が好きなカーペンターズと入力すると、彼らの曲2曲と、知らない歌手の歌を2曲、知っている歌手(ディオンヌ・ワーウィックとシーナ・イーストン)の曲2曲を聴かせてくれました。このサイトの自己紹介文を読んでいると、音楽、プログラミング、そして経営の3つの分野に経験を持っている専門家たちが集まった会社であることがわかります。異分野の人たちが集まることによって、新しいものを作っていこうとする意欲と意図がすばらしいです。

ところで、カーペンターズと入れると、今夜、まず最初にかかったのが、カーペンターズのBLESS THE BEAST AND CHILDREN という歌でした。A SONG FOR YOUというアルバムの7番目に入っている曲です。「動物と子供たちの詩」と訳されています。動物たちと子供たちに幸あるように、という歌なのですが、歌詞は以下のようなものです(僕の訳なので、決してレベルの高いものではありませんが)。

    「動物と子供たちに幸あれ、この世界で声を持たず、選択することができない存在なのだから。

    動物と子供たちに幸あれ、この世界は彼らの目に映る世界ではありえないのだから。

    彼らの道を照らしたまえ、暗闇が彼らを包み込むときに。彼らに愛を与え、愛の光で彼らの周りを輝かせたまえ。

    動物と子供たちに幸あれ、嵐から彼らを守るシェルターを与えたまれ、彼らを守り、彼らに温もりを与えたまえ。」

この歌が作られたのは、1970年代前半。でもこの歌の祈りとは反対のことが多い世の中です。子供も動物も、自分たちだけの世界から大人と競争する世界に放り出されてしまい、商業主義の嵐の中で、生き急がされているように見えます。出会い系サイトや幼児ポルノにしろ、あるいは24時間営業し、売れ残ったらバーゲン品として処分していくペットショップにしろ、大人たちの金儲けのために犠牲になっているのは、子供たちと動物たちですから。