村上龍「無趣味のすすめ」

Dscf0154 「ゲーテ」創刊号で紹介されていた二川幸夫さんのことを書きましたが、もうひとつ、この雑誌で良かった記事があります。それは村上龍の「無趣味のすすめ」という短いエッセイです。

内容は、「ゲーテ」を本屋で立ち読みでもしてもらえればいいのですが、真の達成感や充実感は、コストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、失意や絶望と隣り合わせに存在している、つまり「仕事」の中にしかない、というメッセージです。

以前、オデッセイの広告に、村上龍さんのコメントをいただいたことがあります。小説よりもエッセイや対談をよく読ませてもらっています。

この「無趣味のすすめ」も、百回くらい読めば、自分の中で本物になるかなと思っています。