海外で鍛えた大学生

仕事の関係で、大学生と時々会いますが、うらやましいと思うことが多々あります。(そのひとつは、インターンシップなどを通して、いろいろな会社で働くような機会が、ものすごく増えていること。)もちろん、いまの時代も就職や恋愛、どうやって生きていけばいいのかという、古今東西の悩みはあるようですが・・・

一方、いまの日本で、自分の生き方を作っていくきっかけを見つけていくのは、逆に難しいのかもしれない。ハングリーだった時代は、とにかく食っていかないといけないので、「自分らしい就職」だとか、「個性が発揮される職場」だとか、贅沢は言っていられなかっただろうし。

昨日、今日と、海外にでかけることによって、たくましくなって帰ってきた大学生、元・大学生と話をする機会がありました。今日来てくれたM君は、東大法学部の学生ですが、インドに行くことが、自分を鍛えてくれるいい経験になったと、写真を見せてくれました。

以前から、働く意思や意欲もない若い人たちは、一度アフリカにでも行ってみたらいいのにと思っています。生存することに全力を尽くしている人から学ぶことは多いと思います。アフリカを見ることで、「生きていくこと」を「考える」だけでなく、「始める」ことが始まるだろうから。体を動かして、働いてみることが、生きていくことの始まりだろうし。

ホテル・ルワンダ」という映画がちょっとした評判になっているようです。ルワンダでの虐殺事件の実話がベースになった映画で、今週末にでも見に行こうと思っています。

僕自身、海外にでかけることから得たことは、ものすごく多かったです。もちろん、危険なことも多いので、自分が気づかないだけで、結構危ないところを歩いていたのかもしれません。大事にいたらなかったことを感謝しています。