雑誌「現代音楽」12月号から
posted at 2005.12.11
先週アメリカに行く飛行機の中で、機内にある雑誌20冊くらいに目を通したのですが、その中の一冊が「現代音楽」という音楽専門誌。作家辻井喬さんのインタビューがでていて、その中から気になった言葉。
「人間の関係を、多様性を一切無視して『なに人は…』といってしまう発想ほど、野蛮で、低俗なものはないと思います。」
「人種、信仰などで差別する考え方こそ、芸術から一番縁遠いものです。」
「日本人は戦争を始めた自分たちのリーダーを自ら裁くべきでした。しかし残念ながらそれに触れないできた。そこに戦後日本の思想状況の欠陥があるのです。」
来年2月に、神奈川県民ホールで行われるオペラ「愛の白夜」(6000人のユダヤ人を救った外交官杉原千畝を題材に、辻井喬さんが台本を書かれた)に関するインタビュー記事からです。来年2月にはこのオペラを見に行こうと思っています。
追記
今日は46回目の誕生日。アランデュカスが東京・青山に開いたレストランで食事をしました。リーズナブルな金額で、きちんとしたフランス料理が食べられます。でも、アランデュカスのレストランでは、今は幻となってしまったレストラン「スプーン」(かつて、イクスピアリの中にあった)が最高でした。
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