免疫と笑い

ある雑誌で読んだインタビューがちょっとおもしろかったので、その先生(安保徹=新潟大学大学院医学部教授)が書かれた本(「免疫革命」)を読んでいます。表紙の帯には、「ガンは特別な病気ではありません。(中略) 免疫力が上がると、病気が治癒に向かうのはなぜか?」とあります。

この本で紹介されているのですが、ジャーナリストだったノーマン・カズンズ(Norman Cousins: 1915-1990 米国)が、全身性の膠原病(こうげんびょう)にかかり、医師にも見放されたが、ステロイド剤を断ち、コメディ映画をたくさん見て、ユーモア本をひたすら読んで笑うことで、治癒力を上げて、病気を完治させたという話しには驚きました。ノーマン・カズンズの「笑いと治癒力」(岩波現代文庫)は、買ったまま「ツンドク」状態になっている本の一冊なので、「免疫革命」を読み終わったら、取り掛かりたいと思っています。

正直言うと、医学分野の議論にはついていけません。知識、経験の面でまったく蓄積がありませんので、判断のしようがないのです。この安保先生に対しても、強烈な批判があるようです(アマゾンのレビュー参照)。

ただ、そうかなと思っているのは、笑いはこころにゆとりや楽観をもたらしてくれそうなこと、それが体にもいい影響をあたえてくれるだろうということ。それだけは、僕の限られた経験からも言えます。