職業の貴賎、命の平等

お金持ち用の医療サービスというのが、いろいろなところで提供されつつあるそうです。これまでもその手のサービスの話を聞いたり、パンフレットを見たりしたことがあるのですが、どうも、そのようなものに胡散臭さを感じてしまいます。特に、このごろはやりの「勝ち組」というような言葉を使いながら、「勝ち組」には、いい医療が受けられるというような話には、嫌悪感さえも感じます。

職業に貴賎はないということも、命の平等ということも、理想論に過ぎないのかもしれませんが、すこしでも理想に近づけるように社会全体が努力し続ける必要があると思います。

今日は、あるところで、金持ちはいい医者にかかれますよ、という話を聞かされ、僕は不愉快な気持ちになり、途中で退席してしまいました。今使われているような「勝ち組」、「負け組」という分類であれば、「負け組」のサイドに立つ(あるいはサイドを応援したいと思っている)僕などは、せいぜい病気にならないように、毎日自転車でも走らせて、健康を維持しなくてはと思ったしだいです。

それと、教育の重要性ですね。医学は、われわれ一般人が情報面で圧倒的に不利な立場に立たされています。われわれは、インターネットなどのツールをフルに活用しながら、いろいろな情報や知識を集めて、自分自身を教育していかないといけないですね。