クロード・ルルーシュ「男と女」、「決断力」

3連休、皆さんはどう過ごしましたか?
僕は仕事少々、映画、読書でした。映画は、映画館で、内山理名主演の日本映画、DVDでクロード・ルルーシュの「男と女」を見ました。DVDには、映画製作から37年後のクロード・ルルーシュとのインタビューがあり、ある意味では映画以上におもしろかったです。「男と女」を撮った時には、会社は倒産寸前だったこと、限られた予算の中で工夫した結果、カラーと白黒の組み合わせの手法を使ったことなど、ベンチャー企業の経営者の話を聞いているような印象を受けました。
本の方は、何冊か読んだのですが、そのうちの一冊は、お取り引き先の方からお薦めのあった「決断力」(角川書店)。将棋の羽生さんの本です。なるほど、とうなずきながら読んでいきました。以下、印象に残った文章です。

「日本の社会は、同質社会ということもあって、この(決断とリスクの)バランスが悪いと思う。リスクを負わない人がいる一方で、リスクだけを負わされている人がいる。決断を下さないほうが減点がないから決断を下せる人が生まれてこなくなるのではないか。(中略)自己責任という言葉を最近よく聞くが、リスクを背負って決断をする人が育たないと、社会も企業も現状の打破にはつながらないであろう。」

大企業、霞ヶ関に特に当てはまるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?