今日の日経新聞の「経済教室」

東大の岩井克人先生が、「会社とは何か」というテーマに関連して、「すべてはヒトに始まる。カネはどんどん安くなり、それに対して、能力・知識から差異を創出しつづけていく人間が、利潤を生み出していく」と書かれています。

まったく同感です。カネが安くなっているというのは、過去、お金が不足していた時代と較べて、安くなっているということですが、それはベンチャーキャピタルが投資先がなくて、困っている状況に端的に表れています。それに対して、能力や知識をうまく利用して、他と違った技術や製品を開発できる従業員、技術者や経営者は、希少です。

そういう意味では、とてもおもしろい時代に、僕らは働いていると思いますし、そのことを僕は感謝しています。