ポール・ストゥーキーの名曲

ピーター・ポール&マリーのポール・ストゥーキーがピーターのために作った There Is Love という歌があります。30年前に知って以来、大好きな歌の一つになっています。久しぶりにYou Tubeで繰り返し聴いたのですが、いつ聴いても感動します。ライブオリジナル録音の二つがアップされていて、どちらも素晴らしい。
ポールは、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのために、Song for Megumi という歌も作っています。

チベットへの想い

社会人類学の中根千枝先生のインタビュー記事が面白かった(朝日新聞朝刊で9回にわたって連載された)。最終回では以下のようなお話が。
「標高3千メートルもあって、気候も厳しい。よくここで人間が生き、文明が生み出されたものだ、と感じました。チベットは弱い人をかばう社会でした。人口を維持することが難しい環境だからでしょう。日本はその点、放っておいても人口が増えたから、弱いものをいじめるわね。」
このインタビュー記事では幾度となく先生が若い学究生だった頃からのチベットへの熱い想いが語られていて、その情熱に感心した。2年前、88歳の時には、いいアイデアが浮かんで十時間ぶっ通しで論文を書き、首を痛めた、というお話もあった。「論文が書けなくなったら終わり」だとも。
日本は今人口減少社会になり、将来への悲観的な見方ばかりだけど、先生がおっしゃる通り、もっと人を大切にする社会になるのであれば、決して悪いことではないとも思う。今であればいわゆるブラック企業だし、かつては戦争で兵隊たちの命がどれだけ粗末に扱われることがあったのかということだし、一部に言われるほど日本は人を大切にしてきた国家だとは思わない。
ただ、一つ付け加えるとすれば、チベットのように中国に支配される国に、日本がなることは望まない。それこそ、人が溢れるほどいて、人の権利を大切にしているとは到底見えない国に支配されたあかつきには、これまで以上に日本人が大切にされるとは想像できないからね。

映画「おクジラさま」(ふたつの正義の物語)

オデッセイコミュニケーションズは、映画「おクジラさま」(ふたつの正義の物語)のクラウドファンディングに参加しています。
先週土曜日から渋谷ユーロスペースでの上映が始まっています。ぼくはまだ映画館に足を運んでいませんが、必ず行きます。
映画公式サイト